更新日:2023年5月13日
本法寺は、上京区にある日蓮宗の由緒ある寺院です。山号は叡昌山(えいしょうざん)、日親によって1436年に創建されました。最大の特徴は、本阿弥光悦の作と伝わる三つ巴の庭をはじめとした美しい庭園と長谷川等伯作の絵画や関係資料になります。
お寺の入口仁王門です。堀川通を北へ進み、堀川寺之内の交差点を右折、宝鏡寺を通り過ぎ自動車をコインパーキングへ。徒歩で百々橋跡を左折、北へしばらく進むと到着です。表千家・裏千家の建物が続く、風情のある通りに面しています。いつ来てもこのあたりの雰囲気は落ち着くので好きです。
参道を進みます。
順路を進むと右手に多宝塔が見えてきます。重厚な雰囲気を漂わせており、本堂へと進む道中に彩りを添えています。
新緑時期の本堂です。
本堂横の回廊下の路を進み、名勝「巴の庭」を目指します。
拝観入口が見えてきました。
入口に入ると高い天井が迎えてくれます。
受付で拝観料をお支払いし、廊下を進みます。
建物が変わり、右手に庭園(十(三つ巴)の庭)が見えてきます。石や砂、苔が調和し、四季折々の変化が楽しめる庭園です。訪れる人々に静寂と瞑想の場を提供し、心の平穏を促してくれるお庭です。
十の庭の奥には宝物館があり、長谷川等伯作の原寸大複製の佛涅槃図などを拝観することが出来ます。(写真撮影は不可です)
参拝順路に沿って進み、名勝の三つ巴の庭を目指します。
回廊を渡って進みます。
廊下が分かれ、それぞれのスペースに庭園が設えられているのが素敵です。
三つ巴の庭です。
新緑の木々と苔、本堂のバランスが素敵です。
本堂内の様子です。
拝観されている方は比較的少ないため、ゆったりと過ごすことが出来ます。
本堂内から庭園を望む。
本阿弥光悦 遺愛の手水鉢です。趣があります。
他にも趣を感じる設えが各所にあり、楽しむことが出来ます。
静かに散策出来るお寺ですので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか!
日蓮宗の本山。山号は叡昌山。洛中法華二十一カ寺本山の一つ。永享八年(1436年)に日親が四条高倉に建立したという。日親は同十一年に「立正治国論」を著わし、足利義教の怒りにふれて投獄、焼けた鍋を頭に被らされて「なべかむり日親」と称されたが、のち許されて当寺を再興した。投獄中に本阿弥清信と知り合い、のちに当寺は本阿弥家の菩提寺となる。天明八年(1788年)の大火で類焼して、現在の諸堂はその後の再建。庭園は国の名勝。本阿弥光悦の作と伝える三巴の庭は、三島をそれぞれ巴形にして配置。中庭には光悦遺愛の手水鉢を据える。長谷川等伯と縁が深く「仏涅槃図(ぶつねはんず)※重要文化財」など、絵画や関係資料が数多く伝わる。墓地には本阿弥一族や長谷川等伯らの墓がある。
住所 | 京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617番地 |
アクセス | Map |
URL | https://eishouzan.honpouji.nichiren-shu.jp/info/info.htm |
営業時間 | 10時~16時 |
拝観料 | 境内 :無料 庭園・宝物館 :大人500円 |
電話番号 | 0754417997 |
駐車場 | 無 ※周辺のコインパーキングを利用 |