京都は泉涌寺の別院「雲龍院」にて庭園鑑賞、お抹茶と和菓子、写経でほっこりしませんか?

更新日:2023年7月31日

雲龍院は、皇室と関係が深く御寺で有名な 「泉涌寺」の別院です。庭園の拝観に加え、好きな場所でお抹茶と和菓子を頂くことも出来ます。また、雲龍院では、重要文化財に指定されている 本堂「龍華殿」 にて写経を行うことも出来、寺院での拝観を満喫出来る場所の一つです。


<参道>

真っすぐな参道を進みます。


<入口>

拝観受付の入口です。


奥にある龍の画がとても格好良いです。


受付です。拝観のみだと400円、お抹茶付き拝観だと900円、プラス写経だと1500円です。京都広しといえどもここまで選ぶことが出来る寺院は限られています。


<室内>

受付を済ませ、中に入ると中庭に枯山水の庭園があります。波紋が美しく、しばし見入ってしまいます。


<蓮華の間>

雲龍院には個室がたくさんあるのですが、その一つに蓮華の間という部屋があります。障子窓を覗くと椿・灯籠・紅葉・松が見え情緒を醸しだします。


<庭園>

苔庭に多くの樹木を配した自然あふれる庭園です。書院の正面に据えられた二つの大きな石は、豊臣秀吉が建立した方広寺大仏殿の礎石と伝えられ、その手前には低いツツジの刈り込みが配されています。秋には庭園を赤く彩るカエデや、冬には白い花を咲かせる侘助椿(わびすけつばき)などを見ることが出来ます。


庭園を様々な部屋から鑑賞出来るのも雲龍院の魅力の一つです。


<お抹茶>

素晴らしい風景の庭園を眺めながらお抹茶をいただくことが出来ます。(お茶菓子の内容は季節によって変わるようです。)


本堂内には様々なお部屋があり、好きな場所で庭園の風景を楽しむことが出来ます。また、お抹茶・和菓子も好きな場所で頂くことが出来ますので、ぜひお気に入りの場所でほっこりするひと時を味わってみてください。


<室内>

趣のある設えが随所に見られます。


青もみじとめだかの水槽、シンプルで素敵でした。


奥の部屋には床の間などの設えがあり素敵です。


窓越しに見る庭園もまた素敵です。


<本堂(龍華殿)へ >

本堂「龍華殿」 へ写経に向かう途中です。こちらの枯山水庭園も素敵です。


本堂「龍華殿」の入口です。


<写経>

本堂「龍華殿」にて御本尊の薬師如来の前で写経させて頂きました。こちらの写経は始める前に、お清めの作法( 丁字(ちょうじ) ・ 塗香(ずこう) ・ 酒水(しゃすい) があるのが特徴で清々しい気持ちで写経に臨むことが出来ます。三千院や大覚寺など写経出来る寺院は多々ありますが、お清めの作法を受けれるのはこちらだけですので本格的な写経体験をされたい方は特におすすめです。


お清めの作法で使用する、丁字(ちょうじ) ・ 塗香(ずこう) ・ 酒水(しゃすい) です。作法はお寺の方が丁寧に教えてくださいます。


無事に最後まで書き終えました 。観音様の前へ写経をお供えして終了です。


庭園の拝観、お抹茶で一服、本格的な写経体験と、お寺での拝観の醍醐味を全て味合うことができる京都でも数少ない場所です。近くに寄られた際は、是非一度訪れてみてください!


<歴史>

泉涌寺の別院。山号は瑠璃山。応安五年(1372年)に後光厳上皇が創建した。開山は竹巌聖皐。後円融・後小松両天皇の帰依を受けて発展し、文亀二年(1502年)、後土御門天皇の御黒戸御殿を後柏原天皇より下賜され、写経道場とした。以来、兵火や地震による倒壊など、たびたび被害にあったが、寛永十六年(1639年)に中興の祖である如周正専が後水尾上皇の援助で修復し、現在は本堂(重要文化財)とされ龍華伝(りゅうげでん)と呼ばれている。寺宝に土佐光信筆の「後円融院宸影」(重要文化財)などがある。


<アクセス>


<基本情報>
住所 京都市東山区泉涌寺山内町36
アクセスMap
URLhttps://www.unryuin.jp/
営業時間 9時00分~17時00分
拝観料 400円
※写経される場合:1500円(お抹茶・和菓子込)
電話番号 0755413916
駐車場
Jun

京都を中心に史跡巡り、寺社巡り、食べ歩き、旅行などが趣味です。 LCCを使って国内各地への弾丸旅行や海外旅行へ行くことも。 京都散策歴20年、京都検定2級保持。 不十分な箇所も多々あるかと思いますがよろしくお願いいたします。