更新日:2022年5月3日
西賀茂エリアに位置する臨済宗南禅寺派のお寺です。江戸時代初期の作と伝わる比叡山を借景とした庭園や伏見城落城の際の血痕とされる血天井で有名なお寺です。
<山門>
京都市内中心部から約30分、賀茂川沿いに進み、上賀茂神社手前から西に向かうと正伝寺に到着です。五山の送り火の船形の麓に位置しています。
山門を抜けて参道を進みます。
<参道>
紅葉でいっぱいの参道です。踏みしめながら方丈へ進みます。
写真は11月下旬に訪れた時のものですが、いつも美しい景色を見せてくれて、拝観への期待が高まっていきます。
参道の坂を進むと奥に方丈が見えてきます。
入口手前にある土塀もとても趣があり、足を止めて眺めてしまいます。
<方丈入口>
拝観受付に係の人がおられない場合、鐘を二回鳴らして呼ぶ仕組みになっています。なお、方丈内は撮影厳禁で、庭園のみ撮影可です。
拝観料の看板も趣があって素敵です。
入口横には至るところに粋な設えが。
<枯山水庭園>
受付を済ませ順路を進むと、すぐに庭園が見えてきます。遙か遠くに比叡山を望みながら、静かに眺めることが出来ます。
本堂前の庭園は小堀遠州による江戸時代初期の作庭と伝えられ、比叡山を借景として望むことができる枯山水庭園です。白砂が敷かれた庭園内部は、石を一石も用いずにサツキの刈り込みを七五三形式に配して築山風に表現する珍しい作庭技法で、俗に「獅子の子渡し」とも呼ばれています。
市内から少し距離はありますが、鳥の声や風で木々がそよぐ音を聴きながら静かに拝観することが出来ます。とても落ち着ける場所ですので機会があれば是非訪れてみてください!!
<歴史>
鎌倉時代に中国僧の兀庵普寧(ごつあんふねい)禅師の法を受け継いだ東巌慧安(とうがんえあん)禅師によって烏丸今出川に創建され、弘安五(1282)年に現在の西賀茂の地に移って諸堂が造営されました。五穀豊穣と国家安泰を祈願する道場となり、後醍醐天皇の勅願所や足利義満の祈願所となり、皇室や武家から厚く崇敬されました。
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 京都市北区西賀茂北鎮守庵町72 |
アクセス | Map |
URL | http://shodenji-kyoto.jp/ |
営業時間 | 9時~17時 |
拝観料 | 大人400円 |
電話番号 | 0754913259 |
駐車場 | 有 |