<お抹茶>
本堂でのTV鑑賞を終えると、お抹茶のご案内をされます。本堂東側建物のテーブル席か、渡り廊下沿いのお席か、西側の庭園内のいずれかで楽しめるようでした。今回は、渡り廊下沿いのお席で枝垂桜を見ながら戴くことにしました。
写真は、お抹茶は、常照寺オリジナルの「吉野」というお茶。お茶菓子は、阿闍梨餅で知られている「満月」さんの「大納言」というお菓子です。上品な甘さでとても美味でした。
写真はのお茶菓子は、大徳寺「松屋」さんの「松風」というお菓子です。味噌のなんともいえない甘さと風味が良いです。
枝垂桜を眺めながら一服。
至ところに粋な設えがあり、見とれてしまいます。
<吉野窓>
本堂の裏手にも庭園が広がっています。
吉野窓で有名な遺芳庵茶席です。
吉野窓です。壁一面に広がる窓ですが、円形ではなく下の部分が直線になっています。完璧なものはなく、不完全なところがあるのを示しているとのことです。
コンパクトなお寺ですが、春と秋の美しさは際立っています。是非一度訪れてみてください!
<歴史>
常照寺の山号は寂光山(じゃっこうざん)。元和二年(1616)に日乾(にちけん)が本阿弥光悦の寄進した地に開創。寛永四年(1627)には僧侶の学問所として鷹峰檀林を開設し、山城六檀林の一つとして栄えたが、明治には新規学制導入とともに廃檀となった。常照寺は日乾に帰依した吉野太夫(よしのだゆう)のゆかりの寺として知られ、太夫の墓や夫の佐野紹益(さのじょうえき)(灰屋紹益)との比翼塚がある。太夫が寄進した「吉野の赤門」と呼ぶ山門や、吉野窓(茶室の円窓)、吉野桜、帯塚なども有名。
常照寺の行事として、四月の第二日曜に「吉野太夫花供養」が執り行われます。島原の太夫が太夫道中を披露し、禿(かむろ)と共に吉野太夫の墓に詣でます。当日は、全国各地からの参詣者で賑わい、境内では太夫による野点(のだて)席をはじめ、煎茶などの茶席が設けられ、舞や胡弓の演奏など諸芸能が奉納されます。
<月釜>
一般の方々を対象に行われるお茶会です。毎月、表千家、裏千家、方円流など様々な流派の先生方が交代でお茶会を行っておられます。
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 京都市北区鷹峯北鷹峯町45−1 |
アクセス | Map |
URL | http://tsakae.justhpbs.jp/joshoji/toppage.html |
営業時間 | 8時30分~17時 |
拝観料 | 大人400円 |
電話番号 | 0754926775 |
駐車場 | 有 ※時期により有料 |