更新日:2020年2月3日
伏見区にある桃山時代の雰囲気を伝える神社です。個人的には拝殿の鮮やか装飾と小堀遠州ゆかりの石庭が好きです。
近鉄電車の「桃山御陵前」駅 または 京阪電車の「伏見桃山」駅から東へ約徒歩5分、御香宮神社へ到着です。 大きな鳥居のある通りを東へ進むと、表門が見えてきます。
表門をくぐり、拝殿へ向かいます。
立派な松の木々が参道沿いに立ち並びます。
拝殿に到着しました。エメラルド色の細かい装飾がとても綺麗です。空の青さともマッチして、しばらくの間見とれていました。
拝殿の屋根の下には大きな提灯が備えられていて、迫力があります。
拝殿奥の様子です。色彩がとても鮮やかで素敵です。
豊富な湧き水を利用した手水で、水量が多くとてもきれいです。
貞観四(862)年、境内から香りの良い清泉が湧き出し、その水を飲むと万病が治ると言われ、清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと伝わっています。その由来になった湧き水「 御香水」です。近年、水質が変化されたようで、ろ過機を設置しながら維持をされています。
拝殿向かって左手には社務所があり、お守りの販売や石庭の拝観受付をされています。
各建物の細部の色彩も鮮やかです。
社務所で拝観料200円をお支払いし、小堀遠州ゆかりの石庭へ向かいます。
石庭への入口です。
ここで履物を脱いで、室内に入ります。
入るとガラスの扉越しに石庭が見えてきました。順路に沿って右に進みます。
奥には個室があり、くつろぎながら石庭を拝観することが出来ます。この日は他に拝観の方がおられなかった為、景色を一人占めすることができました。
扉の開け閉めは自由に出来る為、寒ければ閉めた状態で拝観出来ます。扉があるのも趣がありますね。
小堀遠州ゆかりの庭園です。約350年前、小堀遠州は伏見奉行に命じられて、奉行所内に庭園を造りましたが、昭和32(1957)年、伏見奉行所跡が住宅地になるのを機に、庭園の石を神社に移し、昭和の造園家中根金作氏によって社務所奥に新たに作庭されました。
手前の手水鉢には、文明9(1477)年の銘があり、在銘のものとしては、非常に珍しいものとなっています。
座敷に座って静かに鑑賞することができます。
大きな境内に、鮮やかな装飾を施した建物や石庭など様々な見どころがある神社です。是非一度訪れてみてください!
住所 | 京都市伏見区御香宮門前町174 |
アクセス | Map |
URL | https://gokounomiya.kyoto.jp/ |
営業時間 | 石庭 9時~16時 休館日:神社行事により、臨時休館有 |
拝観料 | 石庭 200円 |
電話番号 | 0756110559 |
駐車場 | 有 |