更新日:2023年4月29日
実光院は洛北大原にある庭園と四季それぞれに咲く山野草の花々が大変美しいお寺です。
<入口>
三千院前の砂利道を進むと、左手に実光院の入口が見えてきます。山門横の石垣と奥に見える大原の山々がとても美しいです。
<山門>
山門をくぐり抜け入口へと進みます。
<受付>
入口です。朝は9時30分から拝観開始です。
受付の方が出て来られましたので、お茶菓付拝観(900円)を申し込みました。準備するので先に庭園を散策してくださいとのこと。奥に見えるガラスの引き戸を開けて庭園へ進みます。
<庭園>
スリッパを履き庭園へと進みます。
写真左上の客殿は大正10年(1921年)に建てられたものです。
客殿の南側に広がる庭園は、江戸時代後期の作庭で、律川(りっせん)より水を引く心字の池を中心とした、旧普賢院(ふげんいん)以来現存する池泉鑑賞式の「 契心園(けいしんえん)」です。写真は4月下旬頃のものです。
こちらも4月下旬頃に撮影した 契心園の写真です。
西側の回遊式庭園です。
客殿の西側に広がる回遊式庭園は、旧理覚院(りかくいん)の寺地で、実光院と統合後荒廃していたところ、以後の歴代住職が作成整備して今日に至っているとのことです。
庭園中央に植えられた不断桜(ふだんざくら)は、初秋から翌年春にかけて花を咲かせる珍しい品種です。紅葉の季節には、桜の花と紅葉を同時に楽しむことができます。
休憩場所もあります。
茶室もあります。
茶室の中へは入れませんが、部屋の中を見学することが出来ます。
庭園の散策が終了し、客殿の中に入ります。
客殿内の様子です。写真右上の欄間に配置される「三十六詩仙」画像は、江戸中期に狩野派の絵師によって描かれたものとのことです。
室内の各所にはお花が生けられており、風情があって素敵です。
先ほど散策した西側の庭園が見えます。客殿内から見る庭園も素敵です。
契心園(けいしんえん)の眺めです。
庭園を眺めながらお茶菓子とお抹茶で一服させていただきます。
お茶菓子は「八ツ橋饅頭」でした。実光院でのみ販売されているとのことです。上品な甘さが美味で、先にお饅頭から頂いて、その後に抹茶を頂くのが良いとのことでした。
隣接する三千院や宝泉院は、シーズンは拝観者が多くなりがちですので、静かに庭園の草木や花々で癒されたい方々にはおすすめのスポットです。是非一度訪れてみてください!
<歴史>
実行院は、魚山(ぎょざん)大原寺(たいげんじ)勝林院(しょうりんいん)を本堂に頂く僧房の一つで、応永年間(1394年~1428年)に宗信法印によって復興された。かつて、当院のほかに、普賢院(ふげんいん)、理覚院(りかくいん)、そして勝林院西隣に現存する宝泉院(ほうせんいん)など、多くの僧房が存在した。
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 京都市左京区大原勝林院町187 |
アクセス | Map |
URL | http://www.jikkoin.com/ |
営業時間 | 9:00~16:00(11月は~16:30) |
拝観料 | 大人700円 ※抹茶・菓子付き |
電話番号 | 0757442537 |
駐車場 | 有(周辺の有料Pを利用) |