京都は竹の寺と呼ばれる「地蔵院」さんでほっこりしませんか?

更新日:2022年5月2日

  

地蔵院は1367年に足利義満を補佐して管領職となった細川頼之が開いた禅刹で、境内には美しい竹林が広がり「竹の寺」として知られるお寺です。新緑の季節は特に気持ちが良く、清々しい気持ちになれる場所です。


<駐車場>

駐車場は5台程スペースがあります。前の通りは非常に狭い為、通行には注意してください。


周辺は世界遺産の西芳寺(苔寺)や鈴虫寺がある洛西で人気のスポットで、参拝者が多く来られる地域です。ただ、地蔵院のあたりになると人が少なくなり、雰囲気が変わってきます。西芳寺(苔寺)の庭園は要予約ですが、地蔵院はいつでも拝観出来ます。


<総門>

総門です。参道沿いに沢山の竹林がそびえ立ち、独特の雰囲気と迫力を醸し出しています。このような門構えのお寺は京都広しといえども、なかなか無いと感じます。


奥に続く竹林と参道がとても素敵です。新緑の緑と時々差し込む太陽の光、竹林が風でそよぐ音が癒しの空間を作り出していました。


参道を奥に進むとすぐに圧倒的な緑が広がります。竹林の高さに驚きます、、


<本堂>

本堂です。


<苔の参道>

本堂前を右に曲がると、方丈へ続く苔の参道が見えてきます。竹や楓で空が緑に覆われ、風でそよぐ木々の音と新緑の香りでいっぱいです。このような景色がずっと続くため、まるで異空間に来たかのような気持ちになります。竹の幹と幹とが、「カランカラン」とぶつかり合って奏でる音は、他の場所では聞けず、なかなか出来ない経験が出来ます。


<方丈・庭園>

苔の参道を進むと方丈・庭園の入り口が見えてきます。


丈・庭園の入口です。


中には、猪目窓と呼ばれるハート型の窓の茶室があります。窓からは竹林を眺めることが出来ます。なんとも独特な形の窓ですね。


また、方丈内には、細川護熙(ほそかわもりひろ)元首相作の瀟湘(しょうしょう)八景図と呼ばれる襖絵もあります。


十六羅漢の庭と呼ばれる枯山水庭園です。平庭式枯山水庭園で、シンプルなお庭ですが、とても静かでコンパクトであり、華美な要素がなく、まさに禅寺のお庭といった感じがします。「十六羅漢の庭」と呼ばれているように、杉苔の上に十六羅漢の修行の姿を一つひとつの自然の石であらわしています。


左側の高くそびえる立派な松と中央の「胡蝶侘助」と呼ばれる椿が印象的なお庭です。地面は一面杉苔に覆われて、その上には松と椿と竹林が広がり、一面緑の空間が広がります。竹林が風でそよぐ音だけが聞こえてきて、静かでほっこりとしたひと時を過ごすことが出来ました。

日頃の喧騒を離れ、静かなひと時を過ごされたい方、特に新緑の季節がおすすめです!是非一度訪れてみてください!


<アクセス>


<基本情報>

住所京都市西京区山田北ノ町23
アクセスMap
URLhttp://takenotera-jizoin.jp/
営業時間9時~16時30分(最終入山 16時15分)
拝観料大人:500円
電話番号0753813417
駐車場有 (乗用車 5台)  ※周辺は住宅密集地の為注意
Jun

京都を中心に史跡巡り、寺社巡り、食べ歩き、旅行などが趣味です。 LCCを使って国内各地への弾丸旅行や海外旅行へ行くことも。 京都散策歴20年、京都検定2級保持。 不十分な箇所も多々あるかと思いますがよろしくお願いいたします。