更新日:2020年9月30日
虎屋菓寮さんは、京都御所のほど近く、一条通を西に入った静かで歴史的な町並みに位置し、室町時代後期より御所の御用を勤めておられる老舗中の老舗「とらや」の茶寮です。季節ごとに表情を変える庭や、稲荷社、江戸時代からの蔵などを眺めながら甘味が楽しめるほか、和菓子、伝統芸能、京都に関する書物など約600冊を自由に閲覧することが出来ます。併設の「虎屋 京都ギャラリー」では、京都にちなむ展示や講演会も開催されています。(不定期開催)明治2年(1869)東京遷都にともない、天皇にお供して、京都の店はそのままに東京にも進出、フランスのパリにも出店されています。
<外観>
烏丸通から一条通を西へ入って少し進むとお店があります。あたりは一帯は高級感のある佇まいです。少なくとも1628年にはこちらの場所にお店を構えておられたとのこと。
店舗敷地入り口にはその時期のおすすめメニューが展示されていました。
虎屋茶寮の店内入口です。少々緊張しながら進みます。
<店内>
店内に通されて天井を見上げると、一面木のルーバーがアーチ状に設えられており、圧倒されます。(庭園の軒先まで続いています)
訪れた日は奥側のテーブル席に通して頂きました。
お手洗い前には花が活けられていて、至るところに趣があります。
<中庭>
中庭にはお稲荷さんや江戸時代から続く蔵があり、北野天満宮さんから頂いたといわれている白梅などが植えられています。
天気の良い日はテラス席で頂くのもおすすめです。目の前には水盤の水面と青々と茂る芝や木々が広がっており、自然に癒されながら甘味を頂くことが出来ます。(写真右側がテラス席です)。庭と建物が一体になっていて、まるで禅寺のお庭の現代版といった感じです。
<メニュー>
メニュー表です。定番の羊羹から様々な和菓子が並びます。
あんみつやくずきり、季節の甘味、と続きます。
かき氷のメニューも豊富です。
「抹茶グラッセ」や「あずき茶」など珍しいメニューもあります。和菓子のお持ち帰りもできます。
<お食事>
写真は涼しげな「あんみつ」です、ひんやり・ほっこり出来ました。 風味豊かな北海道産の小豆から作ったこし餡や、琥珀羹や寒天、季節のトッピングなど、色とりどりの味わいを楽しむことが出来ます。 季節に応じて寒天の形が変わるとのことです。黒蜜か白蜜で頂きます。
葛切と抹茶グラッセです。葛切は葛粉を100%使用され、葛の風味と弾力を生かしてつくられています。和三盆糖蜜で頂きます。抹茶グラッセは、抹茶を冷やして提供されていて、お好みで白蜜を入れて頂きます。
手入れの行き届いた和風庭園を見ながら、洗練された店内で、美味しい甘味を頂くとほっとできます!近くに来られた際は、是非一度訪れてみてください!
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400 |
アクセス | Map |
URL | https://kyogashi.co.jp/store/s_03.php |
営業時間 | 10時00分~18時00分 |
定休日 | 元日/毎月最終月曜日(4月・12月・2月を除く) |
電話番号 | 0754413113 |
駐車場 | 有 |