更新日:2022年3月27日
鹿王院は、石畳の参道や、嵐山を借景とした苔の枯山水庭園が素敵な寺院です。右京区にありますが、嵐山の中心エリアから少し離れていることもあり、とても静かに拝観することが出来ます。他の寺院と異なる趣が感じられ、おすすめの寺院です。女性専用の宿坊としても利用できます。
<山門>
鹿王院の山門です。当時の雰囲気を残していて、とても趣があります。ここまで往時を想像させる山門は、京都広しと言えども、なかなかないと思います。
山門横の土塀です。昔ながらの風合いと、古瓦入りの壁がとても良いです。本隆寺の土塀や、今宮門前通りの土塀と並び個人的に好きな土壁です。
<参道>
山門をくぐると、100mほど参道が続きます。木々の緑や紅葉の時期も美しく、期待が高まりながら進みます。
秋も紅葉が鮮やかで趣があります。
<庭園>
客殿から庭園を望んだ風景です。写真左上に見えるのが舎利殿です。嵐山を借景とした庭園となっています。苔で覆われた枯山水の庭園で、石庭とは異なる趣を醸し出しています。鹿王院は足利義満によって建立されたのですが、中央に見える舎利殿は、同じく義満が建てた金閣寺舎利殿を連想させます。庭園内は非常に静かで、拝観者が少なく、時間がゆったりと流れ、癒しのひと時を過ごすことが出来ました。
秋も紅葉が美しくオススメです、近年は夜のライトアップも実施されています。(要予約です。)
紅葉の季節も素敵です。
2022年3月訪問時の写真です。舎利殿は2023年の終わりまで工事中とのこと、修理完了が待ち遠しいです。
本堂に掲げられている「鹿王院」も看板も味があって素敵です。
最近参拝される方は増えてきてはいますが、魅力的な庭園拝観が出来る穴場的スポットです!!近くのよられた際は是非訪れてみてはいかがでしょうか!
<歴史>
鹿王院は、足利義満(3代将軍)が1380年に建てた禅寺。開山は春屋妙葩(しゅんおくみょうは)。応仁・文明の乱などで荒廃したが、虎岑玄竹(こしんげんちく)が中興した。庭園は背後に嵐山を望み、舎利殿前に三尊石など一群の石組を配し、前面には苔地が広がる。
<アクセス>
京福電鉄 嵐山本線 鹿王院駅から徒歩3分
<基本情報>
住所 | 京都市右京区嵯峨北堀町24 |
アクセス | Map |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 400円 |
電話番号 | 0758611645 |
駐車場 | 無 |