更新日:2022年5月3日
一休寺は京田辺市にある臨済宗大徳寺派のお寺です。京都市内から南に30キロの京田辺市にあります。一休禅師が堂宇を再興され晩年をこの地で過ごされたことから、一休寺の通称で知られるようになりました。
一休寺専用駐車場です。かなりの面積があります。入場すると近くの茶屋(一休庵)から係の方が来られますので、駐車料金300円をお支払いします。
総門です。周辺は閑静な住宅地でとても静かなエリアです。
真っ直ぐなだらかな参道が奥に続いています。
右手には、石垣と土塀が真っ直ぐ続いています。この石垣もとても味があり、しばらく見入っていました。
酬恩庵への参道も真っ直ぐな道が続いています。
途中右手に 一休宗純(一休禅師) の墓所 が見えてきます。一休禅師は皇室と関係があった為、門に菊の紋が彫られています。
門をくぐると、庫裏(くり)が見えてきます。視界が大きく広がり、庫裏を見下ろす風景がとても素敵です。庫裏の前にある松もとても立派です。
履物を脱いで進みます。左手に受付や売店、お抹茶の受付処があります。拝観料をお支払いし建物の中へと進みます。
方丈は国の重要文化財に指定されていて、1650年加賀前田家三代目の前田利常により寄進されたものです。方丈内の写真撮影は出来ない為、写真が無いのですが、ご本尊の一休禅師の像や、狩野探幽の筆による襖絵があります。
方丈庭園は、北・南・東の三つの庭から構成されていて、全て国の名勝に指定されています。南庭はサツキの刈り込みと白砂が敷かれた庭です。とても静かなお庭で、鳥のさえずりや風がそよぐ音が聞こえ癒されます。
方丈庭園(南庭)は砂紋が縦に引かれているのが特徴です。縦向きの砂紋は曲がっているのが分かりやすいため、他の枯山水庭園は横向きの砂紋が一般的です。
訪れた日は快晴でしたので、白砂の波紋の陰影がくっきりと浮かびあがり、鮮やかな景色が広がっていました。
方丈の東庭は、樹木と苔の中に十六羅漢をあらわす16個の石が配されています。
方丈庭園(北庭)です。右奥に見える大立石を中心とする庭園で、苔の緑と自然の石の風合いの調和がとても素敵です。
一通り拝観を終えたので、一服しようと庫裏の受付でお抹茶を申し込みました。休憩所が二か所あり、庭園側のお部屋を選ばさせて頂きました。お部屋でお抹茶の到着をしばし待ちます。(お抹茶は2020年に訪れた際の紹介ですので、現在どのようにされているか、事前にお寺にご確認ください。)
掛け軸と生け花の近くで一服させて頂くことにしました。
お抹茶のセットです。オリジナルの落雁(らくがん)のお菓子と、写真では見えづらいのですが、一休寺納豆がセットになっています。落雁は素朴なお味で、一休寺納豆はしょっぱいような酸っぱいような、なんともいえないお味でした。(個人の感想です)
静かに一服させて頂くことが出来、心身ともにすっきりとした気持ちにさせてくださいました。感謝です。
京都市内から少々離れてはいますが、境内の参道、建物、庭園と非常に手入れが行き届いている静かな禅寺です。名勝の枯山水庭園の拝観や、お抹茶、精進料理(予約制)と寺院拝観を存分に楽しめるお寺です!是非一度訪れてみてください!
住所 | 京都府京田辺市薪里ノ内102 |
アクセス | Map |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 大人 500円 |
電話番号 | 0774620193 |
駐車場 | 有 ※専用駐車場 有料 |