更新日:2021年11月20日
神護寺は高雄山の中腹に伽藍を構える真言宗の名刹です。和気清麻呂が建てた高雄山寺と河内の神願寺を合併したのが始まりで、後に空海が住持し、文覚上人によって再興されました。紅葉や新緑、桜がとても綺麗なお寺です。 標高が高い為、紅葉の色付きが早く、いつも11月中旬になると訪れています。 条件が整った年の美しさは本当に際立っています。
京都市内中心部から北西に車を走らせること40~45分、神護寺の駐車場に到着です。紅葉シーズンは拝観者が特に多い為、早朝に行くのがおすすめです。駐車料金は1000円程でした。
駐車場から徒歩で順路を進むと右手に清滝川が見えてきます。 空気が澄んでいて清々しい気持ちになります。橋を渡り、登り道を進みます。
約350段ほどの階段道は勾配がきつく、少々大変ですが、登っていくと沢山の紅葉した木々が迎えてくれます。
途中「高雄茶屋」という茶屋があるのですが、ここお店からの紅葉の眺めは圧巻です。
お天気がよい時は、紅葉がより鮮やかに輝いて見えます。撮影時は逆光がおすすめです。
長かった登りも最後の階段です。
仁王門横で受付します。
境内を進みます。写真は明王堂です。
階段から金堂を望んだ写真です。
金堂から階段下を見た景色です。両側の紅葉がとても鮮やかで美しく、神護寺で紅葉を綺麗に見ることが出来る場所の一つです。
金堂です。堂内には、本尊の薬師如来立像(国宝)が祀られています。平安初期の作で、他にも日光・月光菩薩立像(重文)や十二神将像など多くの仏像が祀られていて、荘厳な空気を醸し出しています。 本尊の薬師如来立像(国宝) は元は別のお寺にあったもので、神護寺の歴史よりも長いと伝わる興味深い仏像です。お焼香をしながらしばし物思いにふけります。
※堂内は撮影禁止です。
帰りに高雄茶屋で紅葉を見ながら一服させていただきました。写真は生湯葉うどんです。柔らかのめんで、出汁はあっさりしていて美味でした。(お会計は先に済ませるスタイルです)
木漏れ日の中で、鳥のさえずりを聞きながら食事を頂くと、身も心もほっこりとしてきます。
市内から少し距離がありますが、神護寺以外にも西明寺や、世界遺産の高山寺をはじめ見どころが多く、また、山深いことから色々な木々の四季の移ろいを感じながら拝観することが出来ますので、是非一度訪れて頂ければと思います。
山号は高雄山。正式には 神護国祚真言寺 (じんごこくそしんごんじ)。延暦年間(782~802)に和気清麻呂が河内の国に建立した神願寺を、天長元年(842)に高雄山へ移し、当地にあった高雄山寺と合併、勅願寺とされた。延暦二十一年(802)に最澄(伝教大師)が清麻呂の長男広世の招きで法華会を行い、大同四年(809)には空海(弘法大師)が入寺。以来、十四年間住持した。空海の没後、弟子の真済が宝塔を建て、五大虚空蔵菩薩坐像 (国宝)を安置した。
住所 | 京都市右京区梅ケ畑高雄町5 |
アクセス | Map |
営業時間 | 9:00~16:00 |
URL | http://www.jingoji.or.jp/ |
拝観料 | 大人600円 |
電話番号 | 0758611769 |
駐車場 | 有(有料) |