更新日:2020年10月1日
大國屋鰻兵衞(おおくにやまんべい)さんは地焼鰻と御竈飯(おくどはん)の専門店で、こだわりの鰻と土鍋で炊かれたご飯との相性が抜群です。店内は町屋を改装した洗練された和の設えでまとめられていて、ゆったりと食事を楽しむことが出来ます。
<外観>
阪急京都線の烏丸駅から徒歩5分、錦市場近く堺町通り沿いにお店があります。2018年1月にオープンした京町屋を改装したお店で、一際風情が引き立っていて存在感のあるお店です。錦市場で鰻や川魚を扱う「大國屋」の三代目、山岡國男さんが営まれています。
錦市場のある錦小路通から堺町通を少し北に上がったところにお店があります。
メニューは一種類で、炭焼きうなぎと土釜で炊いたご飯、です。※事前予約要なのでご注意下さい。また天然鰻の場合はお値段がアップします。
<店内>
店内は綺麗に改装されておられ、とても居心地の良い空間になっています。2人掛けの座席が一列に並び、合計12席ほどありました。
壁側には畳のソファー席があり、舞妓さんの団扇が飾られています。
奥にはカウンターと厨房があります。たくさんの方のサイン色紙が飾られていました。
一番奥には坪庭があり、より風情を引立たせています。手入れが行き届いていて素敵です。お食事の待ち時間もゆったりと過ごすことが出来ます。
<お食事>
お盆とお茶碗が初めから並べられていました。とても鮮やかで艶があり美しいですね。食器の見た目からもどんな料理が出てくるのかとワクワクしてきます。
土鍋ご飯と鰻が出てきました!予約時刻に合わせて炊き上げてくださいますので、炊き立てのご飯を頂くことが出来ます。土鍋のごはんは甘みがとても引き立っていて、それでいて鰻の味を邪魔しないお味でした。香りも良く、そこに濃厚な鰻のうま味が加わるのでもう最高の味付けになっています。あっという間に平らげてしまいそうになるため、ゆっくり噛みしめて味わうよう注意していました(笑)。
ご飯は「近江・えんこう米」というお米を使用され、鰻の味を邪魔しないよう主張しすぎない種類のお米を使用されているとのこと。鰻は脂が美味しい三河一色産の一尾を炭焼きし、あっさりめのタレを三度掛けして焼き上げているとのことでした。
土鍋は、滋賀県は彦根にある「一志郎窯」の中川一志郎さんに特注されているものとのことです。美味しさが引き立つ素敵な質感の土鍋でした。
最後はお茶漬けにもしてくださいますので味の変化を楽しむこともでき、さっぱりと食べ終えることが出来ました。香の物にはちりめん山椒や奈良漬け、きゅうりのお漬物などがありましたが、個人的には山椒で炊いた「ぶぶうなぎ」が特に美味でした!
少々お値段はしますが、素材、お味、お店の雰囲気、店員さんと最高のおもてなしをしてくださいます。機会があれば是非訪れてみてはいかがでしょうか!
<アクセス>
<基本情報>
住所 | 〒604-8127 京都府京都市中京区菊屋町 錦小路上ル |
アクセス | Map |
URL | https://manbei.bubu-unagi.com/ |
営業時間 | 11:00~15:00(L.O.14:30) ※売り切れ次第終了 |
定休日 | 毎週水曜日、第4火曜日 |
電話番号 | 0752552590 |
駐車場 | 無し |