京都は無鄰菴(むりんあん)の庭園や紅葉を眺めながらカフェメニューでほっこりしませんか?

更新日:2020年11月23日

無鄰菴は、明治28年(1896年)に明治・大正期に活躍した政治家山縣有朋(やまがたありとも)の京都における別荘として造られ、東山を借景にした池泉回遊式庭園は明治の名園として知られています。庭内に引き入れている琵琶湖疏水のゆるやかな流れが趣深く、作庭は明治時代に多数の庭(平安神宮神苑や円山公園など)を手掛けた7代目小川治兵衛の作です。


<入口>

無鄰菴

平安神宮の南、琵琶湖疏水沿いの仁王門通りから南へ下がったところに無鄰菴はあります。周辺には懐石料理で有名な瓢亭さんなどがある閑静なエリアです。「無鄰菴」の名は、出身地の長州(現在の山口県)に建てた山縣の草庵が、隣家のない清閑な場所であったことから名付けられたとのことです。


無鄰菴

現在はコロナ禍のため、予約制で入場は時間帯毎に人数制限されています。


無鄰菴

すぐ南側には懐石料理で有名な瓢亭さんがあります。


無鄰菴

訪れた時は11月下旬でしたが、参道の紅葉が綺麗に色付いていました。


無鄰菴

受付で事前に訪問時間帯を予約してから、予約時刻に再度訪れました。WEBでも予約が出来るので、計画して来られる方はWEBで予約されるとスムーズです。入場券 ¥600、喫茶付き入場券 ¥1,600、喫茶とお土産付き入場券 ¥2,200と三つのプランがありますが、今回は夕方に訪れたこともあり「喫茶付き入場券 ¥1,600」で入場しました。


<庭園>

無鄰菴

母屋にへ入り奥へ進むと庭園が見えてきます。敷地内は樹木が多く、ツツジや紅葉など四季折々の情景を楽しむことができます。また非常に手入れが行き届いていると感じました。


無鄰菴

紅葉が色付いてとても綺麗です。晩秋の澄み渡るようなきりっとした空気の中で、庭園を眺めているととても落ち着きます。


無鄰菴

一輪挿しの入れ物も素敵です。


無鄰菴

母屋の一番広い部屋は庭園カフェとなっています。カフェメニューは、飲み物とスイーツ or スナックのセットで組み合わせを選ぶことが出来ます。この時は、飲み物は、福寿園のお抹茶・コーヒー・ほうじ茶・スパークリングワインから選択、スイーツ(スナック)は、お干菓子2種・無鄰菴オリジナルどら焼き・村上開新堂のロシアケーキ・ピスタチオのいずれか1種の選択でした。夕方になり段々と寒くなってきていましたので、ほうじ茶とどら焼きでほっこりさせて頂くことにしました。


無鄰菴

母屋を出て庭園内を散策することが出来ます。


無鄰菴

琵琶湖疎水の水がふんだんに使われていて、京都の他の庭園ではあまりみられないダイナミックさを感じることが出来ます。疎水から引き入れられた水は、三段の滝、せせらぎ、池と姿を変えながら庭を潤しています。


無鄰菴

庭園中央の歩道です。ほどよい起伏があってここを歩くとなんだかワクワクします。


無鄰菴

庭園内には茶室もありました。


無鄰菴

母屋の広間で、注文したほうじ茶とどら焼きのセットを頂きます。どら焼きは無鄰菴のオリジナルです。

無鄰菴

無鄰菴

秋の夕暮れと美しい庭園を眺めながら頂くお茶とお菓子は格別でした!予約が必要ではありますが、来場数がコントロールされるため、逆にゆったりと散策出来るメリットもあります。機会があれば是非一度訪れてみてはいかがでしょうか!!




<アクセス>


<基本情報>

住所 〒606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町 31番地
アクセスMap
URLhttps://murin-an.jp/garden-reservation/
営業時間 9時00分~17時00分
拝観料入場券  ¥600
喫茶付き入場券  ¥1,600
喫茶とお土産付き入場券  ¥2,200
電話番号 0757713909
駐車場