更新日:2022年5月2日
瑠璃光院(るりこういん)は、京都の北、比叡山の麓、高野川沿いにある寺院です。岐阜にある「光明寺」の支院で元々は別荘として造営されたもので、敷地1万2000坪の中に数寄屋造りの書院と瑠璃の庭などの日本庭園があります。平時は非公開で、現在は春と秋のみ特別公開されています。
京都市内中心部から高野川沿いに川端通り・敦賀街道と車で進み、叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」付近にある有料駐車場に駐車して、瑠璃光院へと向かいました。周辺は高野川の清流と紅葉でとても清々しい空気に満ちています。
山門です。外観は大きな日本家屋、邸宅の様な雰囲気です。写真は12月上旬のものですが、紅葉が朝日で輝きとても綺麗でした。
こちらのお寺は岐阜にあるお寺が母体のようです。入口をくぐり、受付で拝観料をお支払して先へ進みます。拝観料は2000円と少し高めでした。
参道は緩やかに上り坂で、また奥側は木々で生い茂っていて見えない為、何が見えてくるのかとワクワクしながら進みます。
山門から書院へ続く参道沿いにあるのが、山露路(やまろじ)の庭です。※写真右側です。苔が広がる庭から茶室や石塔が見え隠れしています。春秋の限定公開ですが、手入れが行き届いておられ、紅葉とのコントラストが素敵でした。
お寺の雰囲気はなく、古い日本家屋といった感じです。拝観ルートに沿って進みます。
二階から巡っていきます。苔の緑と紅葉の赤とオレンジがとても綺麗に映えています。周囲に庭園が広がっていてとても開放感があります。
新緑の季節の書院2階です。青もみじの眺望がとても素敵で、写真手前の写経用机に緑が映り込み、幻想的でした。
書院一階に降りて近くで庭を眺めに向かいます。
書院一階の全景です。写真右側には日本画や調度品が間接照明でライトアップされています。
瑠璃光院の主庭「瑠璃(るり)の庭」です。苔の絨毯で一面覆われていて、苔の間を一筋のせせらぎが流れています。
新緑の季節は苔と青もみじに覆われ、これもまた素敵です。
大広間でゆっくりと鑑賞することができます。
途中室内を経由しながら他の庭園へ進みます。
書院の各部屋を回りながら色々な角度から庭園を眺めることが出来ます。どの部屋の眺めも画になるので都度足を止めて見入ってしまいます。
二階の書院から参道側を望んだ写真です。
臥龍(がりょう)の庭です。今にも天に駆け上ろうとする龍を、水の流れと石組みで躍動的に表した池泉庭園とのことです。反り立つ庭園は私はあまり見たことが無く、とても迫力を感じるお庭です。
新緑の季節は青もみじに覆われていて、また違った風情を味わうことが出来ます。
市内から少々距離はありますが、広大な庭園拝観を楽しむこと出来ます。機会があれば是非一度訪れてみてはいかがでしょうか!!
住所 | 〒601-1255 京都府京都市左京区上高野東山55 |
URL | http://rurikoin.komyoji.com/ |
アクセス | Map 叡山電鉄叡山本線「八瀬比叡山口駅」下車 徒歩5分 |
営業時間 | 拝観期間限定(HPの案内をご確認下さい) |
拝観料 | 2,000円 |
電話番号 | 0757814001 |
駐車場 | 無 |