更新日:2022年5月21日
「西山艸堂(せいざんそうどう)」さんは、嵐山は天龍寺の塔頭内にある豆腐料理店です。老舗店である「嵯峨豆腐森嘉」さんの豆腐を使用され、湯どうふはもちろん、夏季は冷やしどうふのメニューも提供されています。
店舗入り口です。天龍寺の塔頭、妙智院の敷地内ということもあり、庭園の中にお店があります。昭和25年頃の創業で、当時の住職「立規和尚」が、寺の客人をもてなす際に湯どうふを作り、お出ししていたのが始まりとのこと。西山艸堂(せいざんそうどう)は妙智院の別号で、「西の山の草深い所に立つお堂」の意味なのだとか。写真の右側が天龍寺方面、下側は長辻通(嵐山の中心通り)側です。
写真は長辻通り側の入口です。
こちらの写真は天龍寺側からの入口です。今回は自動車で訪れたのですが、天龍寺内の駐車場を利用しました。(1日1000円)
メニューは一種類、「湯どうふ定食」のみです。湯どうふ、八寸、飛龍頭(ひろうす)、胡麻豆腐、野菜の精進揚げ、ご飯、香の物、のコースで3500円(税込)です。
店内は周囲の喧騒と異なり静かな空間です。座敷席が数か所に分かれて設けられており、円卓でお料理を頂くスタイルです。禅寺ならではの書院になっていて、奥には庭園があり、縁側から景色を眺めながら頂くことが出来ます。
今回は電話で予約して訪れました。予約なしでもいけるようでしたが、それほど多くの席数は無いように見えましたので、予約してから訪れた方がよいかと思います。
店内の通路です。こちらも畳になっていて写真右側には手入れされた庭園が広がっています。
各所に座敷席が設けられています。
庭園の様子です。3月下旬に訪れましたが、桜や花の開花には少々早かったようです。
まず、飛龍頭(ひろうす)、胡麻豆腐が出てきました。(季節により料理内容は少し変わるとのこと)
続いて八寸(季節のお料理)が出てきました(右上のお皿)。真ん中から「お豆腐のお寿司蒲焼風」、右下が「小茄子の田楽」、左下が「よもぎ麩」です。野菜の精進揚げ(左のお皿)は、「ししとう」、「揚げ湯葉」、「自然薯」です。
最後に湯どうふ、白ご飯と香の物が出されてきました。湯どうふはたっぷりの昆布だしの中に「森嘉」さんの嵯峨どうふが使われています。おとうふの風味がとても良く出ていて美味です。
湯どうふは生姜、ねぎ、もみじおろしなどの薬味を入れて頂きます。ご飯とも合いとても美味でした。夏場は冷奴か湯どうふ、いずれかを選べます(夏期6月中旬~9月下旬頃)
嵐山は人気のスポットゆえに多くの方が訪れるため、なかなか静かにゆったりと過ごせる場所は少ないのですが、こちらのお店は天龍寺の塔頭内にあり、喧騒を離れ静かに豆腐料理を堪能することが出来ます。予約も出来ますので是非一度訪れてみてはいかがでしょうか!
住所 | 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町63 |
アクセス | Map |
営業時間 | 11:30~16:30(閉店17:00) ※事前にお店へ確認下さい。 |
定休日 | 水曜、月1日火曜不定休、8/17~23、12/29~1/4 ※事前にお店へ確認下さい。 |
電話番号 | 0758611609 |
駐車場 | 無 |