京都嵐山のホテル「翠嵐」にあるカフェ「茶寮 八翠」さんのメニューでほっこりしませんか？

更新日：2022年7月2日

茶寮 八翠 （さりょう はっすい）さんは、嵐山は保津川下りの船着場近くにある、マリオット系の五つ星ホテル「翠嵐（すいらん）」さんにあるカフェです。桂川の流れを眺めながらアフターヌーンティーなどを楽しむことが出来ます。

＜外観＞

店舗外観です。入口前には駐車場があり、ホテルの担当の方でしょうか、待機されていて予約の確認等を行っておられました。

入口です、予約名を伝えて中に入ります。利用は完全予約制となっていました。

ホテルに向かって真っ直ぐ進みます。訪れた際は新緑の季節で且つ雨上がりということもあり、青もみじなどがより輝いて綺麗でした。

茶寮 八翠 (さりょう はっすい)さんの店舗外観です。築100年以上の建物をリノベーションして使用されているとのことです。

＜店内＞

店内の様子です。内装は木、白の家具を基調としてデザインされていて、とても落ち着く空間です。

目の前には保津川下りの船着き場があり、桂川（保津川）の眺めを一望することが出来ます。川の奥に見えるのは嵐山です。

前日に一日中雨が降っていたため、川が緑色に濁っていますが、普段は清流が流れとても良い眺望を得ることが出来ます。テラス席での飲食も可能です。春や秋は特に気持ちがよさそうですね。

＜メニュー＞

メニュー表です。 京都老舗菓子司とのコラボレーション「和のアフタヌーンティー」を事前予約して訪れました。期間限定のメニューのようで、お寿司、キッシュ、おぞよ（おかず）、甘味、飲み物の構成となっています。飲み物は日本茶、珈琲、紅茶など15種類から選ぶことができ、90分間以内で好きなだけ飲むことが出来ます。

＜お食事＞

最初のドリンクは無難にアイスコーヒーから注文しました。コーヒーはそれほど詳しくありませんが、とても美味で何杯でも頂けそうな味です。絶えず飲み物を聞きに来て下さるので、注文しづらいということはありませんでした。

ちなみにドリンクメニューは、「紅茶」・「フルーツ＆ハーブティー（ホット）」・「アイスティー」・「コーヒー」・「日本茶」から構成されています。

紅茶の茶葉は、1692年フランスの国王ルイ14世から独占販売権を与えられたフランスのティーブランド「ダマンフレール」を使用されています。種類は、ブレックファスト、ダージリン、アッサム、キャラメルトフィー、グールース（アールグレイをフランス風にアレンジしたもの）、ジャルダンブルー（ルバーブ、ワイルドストロベリーのブレンドでダマンフレールの代表的な紅茶）、ノエル　ア　パリ（矢車菊の花びら、チェリー、アーモンド、ジンジャーウッディのブレンド）がありました。

フルーツ＆ハーブティーは、プロヴァンス（ハイビスカス、オレンジの果皮、ローズヒップ、リンゴ、ヒマワリの花がブレンドされています）、ベルサイユの夜（緑茶、矢車菊、オレンジの花びらのブレンド、フルーツの香り付けをしたもの）、リュクサンブールの庭（グリーンウーロンに花の香り付けをしたもの）、パリブラン（白茶、ジャスミンティーにフルーツの香り付けをしたもの）、ルイボスシトラス（ルイボス、オレンジの果皮、ヒマワリの花）、カモミールが用意されていました。

アイスティーは日替わりで提供されているようで、コーヒー類は、カプチーノ、カフェラテ、キャラメルマキアート、エスプレッソが他にありました。日本茶は、煎茶とほうじ茶が用意されていて、文句無しの品ぞろえとなっています。

お食事と甘味です。タワーになった甘味は初めて見たので少々驚きましたが、和と洋のバランス（食事・器とも）が素敵で、見た目にも楽しむことが出来ます。アフタヌーンティー用の軽食とあって各料理の量は一口サイズ、種類の多さを楽しむ内容となっています。

お重の中、右上から時計回りに、「バナナと酒粕ヨーグルト」、「グランマニエとイチゴのフルーツサンド」、「だし巻き卵ともろみ味噌」、「グレープフルーツと春雨のサラダ」、「よもぎ豆腐のフライとタルタルソース」、「ヤングコーンの磯部揚げ」、「お寿司」、中央に「カカオとカスタードクリームのもなか」、「オリーブとトマトのマリネ」、写真右下は「味噌のクルトンと野菜のブルーテ」です。タワーの方には、コラボレーションメニューの甘味が乗せられています。

今回注文したコースは、亀屋良長さんとのコラボレーションメニューとなっていて、写真の三種類の甘味が出されていました。ひとつは、銘菓「鳥羽玉（うばたま）」をアレンジした、「鳥羽玉（トマト）」、トマトの甘さが濃縮されていてとても美味でした。ミツマメはゼリーが口の中ではじけた瞬間、ミツマメのグレープフルーツの酸味が一気に広がり美味です。あんみつも抹茶味がギュッと凝縮されていて、まさにあんみつをそのまま閉じ込めたお味でした。醒ヶ井は一見和菓子の昔ながらの甘さを想像して食べたのですが、梅の爽やかな味でこれもまた美味でした。

後から、「米粉のパン」と「玉ねぎとナスのキッシュ」が出てきました。写真右下のジャムをお好みで付けていただきます。

ダマンフレールの紅茶は、苦味やえぐ味が少なく、何杯でもいただけそうです。

少々お値段がするお店ですが、予約出来れば人通りが非常に多い嵐山にいながら、桂川を眺め、ゆったりとしたひと時を確実に過ごすことがことが出来ます。関心を持たれた方は是非ご検討下さい！

＜アクセス＞

＜基本情報＞