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京都は紅葉の名所で伏見城の遺構「血天井」がある源光庵を訪れてみませんか?改修工事が完了し拝観可能になりました

更新日:2023年8月26日

源光庵(げんこうあん)は「悟りの窓」と「迷いの窓」がある寺院として知られています。2019年より改修工事の為、長らく拝観休止の状態が続いていましたが、2022年4月に工事が完了。数年ぶりに拝観出来るようになりました。


<参道>

参道です。源光庵は京都市内中心部から約10キロ、北区は鷹峯にある曹洞宗の寺院です。鷹峯エリアは紅葉や桜の時期でも比較的拝観者が少ない場所で、ゆっくりと拝観することが出来、個人的には好きなエリアです。お寺専用の駐車場があるのでそちらに車を停めさせて頂きました。(無料でした)


<山門>

参道を進むと山門が見えてきます。オレンジ色の基礎が印象的です。後から知ったのですが、赤土で盛土されているとのことです。


山門をくぐると境内が見えてきます。石畳みの道を進みます。


<拝観受付>

拝観受付です。改修が終わりとても綺麗になっていました。


大きな木魚が迎えてくれます。


ルートに沿って本堂へ進みます。


<本堂内>

本堂内の様子です。写真右側に有名な「悟りの窓」と「迷いの窓」があります。なお、本堂は元禄年間(1688年~1704年)以降の再建とのことです。


本堂内は広く、ボーッと眺めるのも楽しみ方の一つです。


新緑の季節でしたので、「悟りの窓」と「迷いの窓」から青もみじを見ることが出来ました。趣があって良いですね。


<悟りの窓・迷いの窓>

左側の丸い窓が禅の悟りを表す「悟りの窓」、右側の角形の窓が「迷いの窓」です。


悟りの窓から見える新緑、丸窓、畳のバランスがなんともいえず素敵です。


迷いの窓の形は他の寺院でもよく見る形ではありますが、こちらの窓は言葉にし難い存在感があります。


椅子が各所に用意されていて長時間眺めることが出来るようになっています。こういった配慮がされているお寺は意外と少ない為ありがたいです。


江戸時代中期に京都で活躍された漢画系の絵師、山口雪渓(やまぐちせっけい)筆の襖絵があります。


<血天井>

伏見城の遺構である「血天井」です。徳川家康の重臣「鳥居元忠」らが、関ヶ原の戦いの前哨戦である「伏見城の戦い」で石田三成方と戦い、討ち死にした際の遺構と伝わっています。


亡くなられた方々の供養の為お寺の天井に使われたとのことです。京都では大原の宝泉院や西賀茂の正伝寺にも同様の遺構があります。


市内から少々距離はありますが、駐車場が併設され、比較的拝観者数が少ないエリアです。紅葉や桜の時期は特に美しい眺望を味わうことが出来ますので、近くに寄られた際は一度訪れてみてはいかがでしょうか!!


<アクセス>


<基本情報>

住所 〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
URLhttps://genkouan.or.jp/
アクセスMap
拝観時間 9時~17時(16時30分受付終了)
※行事時は臨時休館の場合有(事前にHPの案内をご確認下さい)
拝観料400円
電話番号 0754921858
駐車場

Jun

京都を中心に史跡巡り、寺社巡り、食べ歩き、旅行などが趣味です。 LCCを使って国内各地への弾丸旅行や海外旅行へ行くことも。 京都散策歴20年、京都検定2級保持。 不十分な箇所も多々あるかと思いますがよろしくお願いいたします。