京都は下鴨神社の境内にある休憩処「さるや」さんの甘味メニューでほっこりしませんか?

更新日:2023年11月4日

下鴨神社の境内にある「さるや」さんは、京あずき処「茶寮宝泉」で有名な「宝泉堂」さんが運営されている神社のお休み処です。名物は下鴨神社で催される葵祭(あおいまつり)にちなんだ「申餅(さるもち)」です。昔は葵祭中の申の日にこのお餅を食することで無病息災を祈ったとのことです。


<下鴨神社>

下鴨神社の鳥居前です。境内の糺の森(ただすの森)を進むと下鴨神社の鳥居が見えてきます。


糺の森(ただすの森)です。新緑の時期に訪れましたが、木々の緑が鮮やかで良い香りが一体に広がっていました。ここを歩くといつも癒しをもらえるので、お気に入りの散歩コースとなっています。


<外観>

鳥居の隣に休憩処の「さるや」さんがあります。


申餅の由来が書かれています。明治になるまでは、葵祭りの申の日には小豆のゆで汁でついた御餅が神前に供えられ、ほんのりと朱華(はねず)色(※黄色がかった薄い赤色のこと)に輝く御餅を京都の人は「葵祭の申餅」と呼んで親しんでいたとのことです。食べることで体を清め、無病息災に過ごせるようにお祈りした故事にならい、申餅を140年ぶりに復元したとのことです。下鴨神社といえば、御手洗川が由来の「みたらし団子」発祥の地として有名ですが、このような御餅もあると知り勉強になりました。


<店内>

店内の様子です。木材で組まれた内装で温もりある空間が広がっています。昔ながらの旅情を感じる設えでほっこりします。


<メニュー>

メニュー表です。名物の申餅から葵の最中、アイス、ソフトクリーム、おしるこ、ぜんざい、グリーンティー、豆まめ茶などかあります。「申餅」は前述していますが、小豆の煮汁で色を染めたお餅と蜜漬けした大粒の丹波大納言小豆が入っています。「葵の最中」は下鴨神社の御神紋である双葉葵の形をした最中に丹波大納言の小豆がたっぷり入っているのだとか。アイスやソフトクリームにも丹波大納言の小豆が使われていて、いずれも京都らしい味を楽しむことが出来ます。


各所で申餅の紹介をされています。


<お食事>

「申餅のほうじ茶セット」を注文させて頂きました。申餅とほうじ茶、宝泉堂さんの銘菓「しぼり豆」でしょうか、木のお盆にのせられて出てきました。このお盆の感じが神社らしくて素敵ですね。


境内の新緑を眺めがらいただきます。お味も大変美味でした。そして、この日は天気も良く、新緑の香りや風にあたりながら過ごすことが出来最高でした!

神社の境内で静かに過ごせる場所です、喧騒を離れゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか!!



<アクセス>


<基本情報>

住所 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社境内
アクセスMap
URLhttp://www.shimogamo-jinja.or.jp/saruya/
営業時間 10時00分~16時30分
※お店のHPにてご確認下さい。
定休日
※お店のHPにてご確認下さい。
電話番号 09069144300
駐車場 無 周辺のコインパーキングを利用
Jun

京都を中心に史跡巡り、寺社巡り、食べ歩き、旅行などが趣味です。 LCCを使って国内各地への弾丸旅行や海外旅行へ行くことも。 京都散策歴20年、京都検定2級保持。 不十分な箇所も多々あるかと思いますがよろしくお願いいたします。